春日部駅前キャンパス ブログ
こんにちは。ココルポートのメンバーです。
私は、昨年の7月に入所しました。4月で10か月目になります。その間の、生活面や精神面で変化や、通えている理由を、思い出して考えたので、それを発表したいと思います。
通い始めの状態
はじめは電車に乗るのも久しぶりで通勤や通学をする人の中に混じって電車に乗ることが新鮮でした。
電車に乗っている間からずっと緊張していて、朝入口に入っていくのも緊張しました。
家族ぐらいしかちゃんと喋っていなかったのを家族以外のひとともかかわるようになって、それも最初は緊張しました。
話さないけれど、人がいる空間にいることは、いい刺激になっていました。
個別訓練でぬりえや折り紙をやる機会があり、楽しみが増えました。
10か月くらいの間に徐々に変わったこと
・生活面・
通う場所ができたので生活リズムが整いました。外に出ることで家の中にいて気持ちが内向きになっている時間が短くなりました。そのおかげか、気持ちが落ち込んだりして、体調が悪くなる期間が短くなりました。また、気力体力もつき、脂肪も減りました。
そのほかは、個別訓練でタイピングの練習をして、タイピングにはまり、家でも練習していたら、タッチタイピングができるようになりました。プログラムに参加すると、新しいことをならったり、作ったり、作業したりします。自分では、調べたりやろうとしなかったりすることができて楽しいので、通所するのも楽しみになりました。特にボールペン作り、レジン工作、缶バッジやキーホルダーづくりなどが楽しかったです。
それから通っているうちに身なりに気を遣うようになりました。毎回どの服を着ていくか選ぶのも楽しみになりました。社会性もついてきたと思います。
・精神面・
気持ちが前向きになりました。ストレスに弱くなってしまっていたのが、少しは強くなってきました。通うたびに今日も通うことができたという達成感があり、その積み重ねでだんだん自信がついてきました。
通えている理由
まず週数回半日から、遅刻しても当日休んでも大丈夫なところが、社会に出ていくにあたっての最初の壁を低くしてくれたと思います。いきなり外に出ていこうとすると、環境の変化が大きすぎて、挫折してしまっていたと思います。少しずつ社会に出ていけるのがよかったと思います。
次に無料で通えることがよかったと思います。交通費の負担もしてくれて、昼食ももらえることもよかったと思います。
あとは、やることが決められているわけではなくて、その日の体調に合わせて、好きなことをやっていいことがよかったと思います。また、ただ通っているだけではなくて、週や月ごとに目標を立てる機会があり、この先の進路についても一緒に考えてくれることもよかったと思います。
最後に言いたいこと
わたしは、以前は家族や友達以外の人と話すことがとても苦手でした。
ココルポートに来ると、挨拶をしたり、休み時間にスタッフさんが話しかけてくださったり、毎回帰る前の振り返りの時にスタッフさんとお話をしたりするので、自然と話すことに抵抗がなくなってきました。
以前のずっと家にいた自分からすると今こうして外に出てこられているのはすごい進歩だと思っています。
もし、またひきこもるようなことがあっても、ここに通って少しずつ身につけてきた話す能力や、ここで発見した楽しいこと、外に出ていけば気持ちが外向きになるという気づきが、また社会に復帰するときの役に立ってくるのではないかと思っています。
最初は週2日半日だったのが、週4日通えるようになりました。最終的には、週5日通えるようになって、働き始めることが目標です。これからも通い続けられればいいなと思います。
これを読んでくださった皆さん、興味があったら是非見学に来てみてください。スタッフの皆さんはとても優しいので、安心して来てくださって大丈夫です。よろしくお願いいたします。

